海外で現地校に通っている子供の日本語教育ってけっこう大変という話をよく聞きます。
確かに簡単ではありません。
家庭では日本語オンリーで話すことが一番いいのでしょうけど、子供がめんどくさがってこっちは日本語で話しているのに英語で返事が返ってきたり、お母さんは日本語だけど、お父さんは英語だったりすると、家庭での会話はやっぱり英語に傾いてしまうことも多いでしょう。
じゃあどうすれば?難しいですね。
補習校に頑張って通わせるという方法もありますが、本人が望んでいなく、あまりにきついスケジュールだと、本当に子供がしたいこと、才能のあることに集中することを妨げてしまうこともあると思います。
8歳の娘は今年の9月から土曜日に1時間半だけの国語クラスに通い始めました。通わせるかはけっこう迷いましたが、その学校はかなりゆるいかんじのスケジュールで、楽しみながら国語を学べるという感じなので、友達もできていいかなと思ってはじめました。本人もとても楽しんでるようなので、宿題なども出ますが、良い選択だったと思っています。今のところは^^
しかし実際のところは、こういう国語クラスや補習校に行かなくても、家庭で教えることもできます。
うちでは、日本にいる1つ年上の従妹の子から教科書をもらい、それを使って家で私が教えています。教科書はNY総領事館でも注文できるのですが、わざわざ注文しなくてもお古で十分です。
娘が小学校に入ってから私は娘の好きな猫のカレンダーを買い、娘に曜日ごとに科目を選ばせ、毎日15分でも30分でも、日本語の勉強を一緒にしています。曜日ごとで国語、算数、音楽、生活と道徳、書写、図工、そしてドリル(今は作文のドリルをさせてます)と、7日分で毎日違う科目をすると飽きません。終わったらカレンダーにシールを貼る、という感じで。もちろん、忙しくてできない日もあります。そんな時はもう気にしません。できる時にできなかった時の分をします。
音楽とか図工は、教科書に沿わずに自由にさせてます。たまには日本の歌を一緒に歌ったり。一緒に工作したり。
書写は私が書道をするので、習字と硬筆を教えて、月に1度は日本の書道会(南日本書道会)に出品しています。
少しずつでも家庭でやると、ある程度の日本語の知識はついてきますよ。そして算数は日本で習う内容のほうが分かりやすいし教えやすい。そしてレベルも少し高いです。
毎日ちょっとずつ、これがけっこう大事ですね。5分でもいいんです。
家でも自分でする力っていうのが、補習校などで厳しくさせられることよりもずっと子供のためになるような気がしています。